【 ネイルの歴史 】
ネイリストを目指すなら、ネイル業界の歴史も知っていきたい
ものです。ネイルをする習慣は、古代エジプトからあったと言
われますが、現在のようなネイル技術や、ネイリストという職
業が生まれたのはどこか、どうやって日本へ渡ってきたのか
など、ネイル文化の変化を理解しておきましょう。
【 発祥の地はアメリカ 】
現在、日本で流行しているネイルは、アメリカを発祥とする、
"アメリカンネイル" の影響を強く受けています。現在でもアメ
リカのネイル市場の規模は世界一と言われ、ネイリストの数
は60万人以上、ネイルサロンの数は7万店以上もあるとい
われています。
そんなアメリカに職業としてのネイリストが登場したのは、19
世紀後半の事です。一般女性に身だしなみとしてのマニュキ
ュアが浸透し始め、ネイリストと言う職業も誕生しました。現在
のようなネイルポリッシュが生まれたのは1923年のことで、
なんとそのもとになったのは自動車の塗装用ラッカー。
自動車が大量生産される際に必要となった速乾性のあるラッ
カーを、ネイルカラーに応用したのです。
【 ネイルケアは身だしなみ 】
アメリカでは1970年代に入ると、映画の都ハリウッドのメイ
クアップアーティストが、女優に施すてめの特殊メイクの秘訣と
して「つけづめ」を開発します。
これが現在のスカルプチュアネイルやネイルチップの始まりです。
その後、こうしたネイル技術が一般の人々の間でもブームとなり
、続々とネイルサロンもオープン、アメリカ全土にネイル文化が広
まっていきました。
そして現在、アメリカではネイルサロンに通うのは身だしなみとし
て当たり前というぐらいに浸透しています。日本で言うと、丁度美
容院のような存在と言えるでしょう。そのため、アメリカの町には
至る所にネイルサロン、メニュー、メニューもネイルサロンを中心
にとても充実しています。店舗の種類や激安店から高級店まで
さまざまなサロンがあり、年齢を問わずだれでも気軽にネイル
サロンを利用しています。
【 日本では90年代~ブームに 】
そんなアメリカのネイル文化が日本に入ってきたのは、'70年代
後半のこと。'80年代初めには日本初のネイルサロンが誕生し、
'85年には日本ネイリスト協会が設立しました。また、'88年のソ
ウルオリンピックでは陸上のフローレンス・ジョイナー選手がネイル
アートをしていたことで注目を浴びましたが、当時は大きなブーム
になるまでには至りませんでした。
日本でネイルが本格的にブレイクし始めたのは、'90年代半ばに
なってからです。若者に人気のミュージシャンやアーティストが、
ネイルに興味を持ち始めたことをきっかけに、さまざまなメディアで
ネイルアートなどが紹介されるようになり、徐々にネイル文化が広
まっていきました。
それと同時に、ネイリストと言う職業が注目されたことも、ネイル
市場を拡大させた要因になったと言えます。ネイルコンテストで
優秀な成績を収めたネイリストや、有名タレントの専属ネイルア
ーティストになったネイリストが、カリスマとして人気を博し、女性
の憧れのひとつになったのです。
【日本のネイル技術は発展途上中】
現在では、さまざまなネイルコンテストの上位に、必ずといって
いいほど日本人ネイリストの名がのぼるようになりました。
「日本のネイル技術は世界一」とまでいわれています。とはいえ、
技術面ではすぐれているものの、日本のネイル業界はまだまだ
発展途上ともいえます。
ビジネス的には、アメリカから10~20年は遅れているといわれ
ているのです。しかし、発展途上だからこそ、優秀なネイリストや
ネイル技術が生まれやすいのも事実。今後も、ネイリストの数や、
ネイルサロンなどの活躍の場は、さらに増えていくと予想されて
います。
