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「買い」から入るべきか、「売り」から入るべきか?

★一方にこだわることなく、自分の予想に沿って取引を行おう

 取引を行う通貨ペアを決めたら、次に選択するのは「果たしてその通貨ペアを買うべきなのか、

売るべきなのか?」ということです。株式投資などとは違い、売りからでも買いからでも自由に

入ることができるというのは、外国為替証拠金取引の大きな利点の一つです。

 相場というのは、上がるか下がるか二つに一つ。状況の様々な変化によって地合いが変化

していくなかで、売りから、買いからにこだわることなく、自らの予想に沿って、自然の取引を

行うことが重要です。外貨預金などでは、円高局面でないと利益を得ることが難しかったの

ですが、外国為替証拠金取引では、円高局面でも大きな収益機会があります。

 1995年に1ドル80円を割り込む大きな円高局面がありましたが、外貨預金などでは損が

膨らむだけだったこのような場面でも、外国為替証拠金取引なら、ドル売りからポジションを

持つことで大きな収益チャンスになります。

 ただし、このとき一つだけ気をつけたいのが、「スワップポイント」の存在です。取引した

通貨の金利差によって発生するスワップポイントは、高金利通貨売り、低金利通貨買い

(例えばドル売り円買い)のポジションを維持し続けると、金利差分のコストを払い続ける

ことになります。

 値動きによる損益に比べて、スワップポイントによる損益は小さいものなので、1~2日

といった短期の売買では考慮する必要は全くありませんが、数か月~1年といった長い

期間ポジションを維持し続ける場合は、トータルの損益にかなり大きな影響を及ぼします。

 2006年4月現在の水準で、ドル円のスワップポイントは、ドル円を買った場合、1日1万

ドルにつき154円の受け取り、売った場合は157円の支払いです。

 1万ドルで1円の値動きがあれば損益は1万円ですから、150円程度の損益は短期的には

ほとんど無視できますが、1年売りで持ち続けた場合の総支払額は5万7305円。このコスト

を値動きの収益でカバーするには、5円73銭ドル安円高が進む必要があります。これは

なかなか馬鹿に出来ない金額です。

 短期の場合は、スワップポイントをほぼ無視して、自分の予想に忠実な取引、取引期間

が長くなるにつれスワップポイントを意識する割合を増やし、長期の場合は、スワップポイント

の支払い側のポジションを持つ場合のコストを覚悟の上で行うことが必要になります。

 最も、1年間の値動き自体は10円以上あることが普通です。円高局面が大きく進化する

ようだと、コストを払っても十分利益を得ることができます。あくまで値動きによるいわゆる

キャピタルゲインが本道、スワップポイントはオマケという意識でいいと思います。