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相場の反転ポイントを事前に見極める「MACD」

★低い水準から上昇に転じる場合が買いシグナル、その逆が売りシグナル

 MACD「Moving Average Convergence Divergence Trading Method」の略で「移動

平均線収束・拡散トレーディング手法」という意味になります。

 1960年代に考案された手法で、一般に「エム、エー、シー、ディー」とか「マックディー」など

と呼ばれています。「移動平均」という言葉が入っていますが、これは前回、説明した移動平均

と異なり、「指数平滑平均」というものを利用します。簡単にいえば、異なる二つの期間

(一般的には12日と26日)の指数移動平均の差を計算したものです。

 移動平均線は、トレンドの動きに追随して、現在のトレンドの方向や転換を確認することを

目的にしたトレンド系分析手法ですが、MACDは、相場の買われすぎや売られすぎに注目し、

相場の反転ポイントなどを事前に見極めようとするオシレーター系分析手法です。

 例えば、期間の違う2本の移動平均線の差や傾き、方向を比べることで、「これまでの動き

に対して、直近の動きがどうなっているのか?」、そして、「その直近の動きは、買われすぎ

や売られすぎにあたらないか?」 などを確認します。

 また、MACDを平均化した線のことを 『シグナル』 と言います。これじゃ、売られすぎ、買われ

すぎの際の売買のポイントを明らかにしようとしたものです。

 MACDは、短い期間の指数平滑平均から長い期間に指数平滑平均を差し引くことで求められ

ます。期間が短い指数平滑平均が直近の動きを、より長い期間の指数平滑平均gより滑らかな

動きを意味しており、両者の差を見ることで、「買われすぎ」「売られすぎ」を判断することに

なります。

 MACDで利用される2つの期間は色々ありますが、5日と20日、12日と26日のペアでMACD

を計算するのが一般的です。ただ、これも移動平均線の時と同じで、自分で色々と試し、

一番ぴったりと思える期間を選び出すのが良いでしょう。

MACDで取引のタイミングを判断するには、MACDをさらに移動平均したものを利用します。

MACDを平均する期間としては、通常9日が利用されます。9日より短い期間を使うと取引回数

が増え、逆に9日より長い期間を使うと取引のタイミングが遅れる傾向にあります。MACDの

シグナルでは、短い水準から上昇に転じる場合が買い、高い水準から下降に転じてくるところ

が売り、のサインであると考えます。

 シグナルとMACDそのものを比較して、MACDがシグナルを下から上に付き抜けた時点を

買いサイン、逆にMACDがシグナルに対して上から下に付き抜けた時点を売りサインと考えるのが

通例です。また、為替レートが上昇しているのに、MACDおよびシグナルが下降することがあります。

この場合を 『ダイバージェンス (発散) 』 と言い、売りを示すサインと考えます。

 逆に、為替レートが下降しているのに、MACDやシグナルが上昇する場合を 『コンパージェンス

(収束) 』 と言い、買いを示すサインと考えます。