★サポートは下降トレンドが続くか、レジスタンスは上昇トレンドが続くか見極めれる
「サポート」とは、為替レートが下方向に移行する動きを止める可能性の高い水準で、
為替レートの上昇トレンドを支えている水準を意味します。サポートをつないだ線は、サポート
ラインもしくは日本語訳で〝支援線〟と呼ばれます。
一方、「レジスタンス」とは、サポートとは逆に上方向に移行する動きを止める可能性の高い
水準で、為替レートの上昇トレンドを抑えて下降トレンドを主導する水準です。レジスタンスを
つないだ線は、レジスタンスラインもしくは〝抵抗線〟と呼ばれます。
為替取引において、サポートやレジスタンスを意識することは大変重要です。為替レート
が下降した時、下降トレンドが続くかどうかを見極める目安がサポートであり、逆に、為替レートが
上昇した時、その上昇が続くかどうかの目安がレジスタンスとなるからです。
為替レートが、サポートもしくはレジスタンスを超えて推移する場合、これまでのトレンドは
崩れたと見なし、新しいトレンドが発生したと考えるのが一般的です。
また、いったんサポートやレジスタンスを超えて推移すると、今度はサポートがレジスタンスに、
レジスタンスがサポートになる場合もあります。例えば、為替レートがサポートを超えて下落
した場合、その後上昇したとしてもサポートまで達せず、レートが戻らないことがあります。
これは、買いのポジションを持っていた市場参加者が、サポートを超える水準まで為替レートが
下落したため、サポートの水準まで戻るのを待ちきれず慌ててポジションの損切りを進めるから
です。この場合、以前のサポートは現在のレジスタンスとなります。また、為替レートが
レジスタンスを超えて上昇した場合、売りのポジションを完全に解消していない市場参加者が、
為替レートが下降するのを待ってレジスタンスの水準まで下がったところで残りのポジションを
損切りすることもあります。
この場合、先ほどの場合とは逆で、以前のレジスタンスが現在のサポートとなります。
★売買はサポートやレジスタンス付近で繰り返される
市場参加者の多くは、このサポート (支持線) やレジスタンス (抵抗線) を意識して売買を
行います。買う場合には、サポート近くまで引き寄せて買うようにし、サポートが割れたら即座に
損切りをするようにします。逆に、売りのポジションを持っている場合は、利食いのポイントを
サポートの手前にすることもあるでしょう。
このように、売買がサポートやレジデンス付近で繰り返されるため、ある程度の動きは予想
がつくようになります。簡単にサポートとレジデンスを探すには、トレンドラインを使う方法と、
それまでの高値、安値を利用する方法があります。
まず、過去の動きにおける安値と安値、高値と高値を結んで線えお引いてみましょう。こうして
引かれた線がトレンドラインです。トレンドラインはその後も継続する予測をたてることができます。
安値と安値を結んだトレンドライン近くで今後の安値もその辺りとなり、高値と高値を結んだ
トレンドライン近くで今後も高値となると考えられます。
それまでの高値、安値をレジスタンスとサポートと見る考え方もあります。例えば、「以前高値
になった水準まで市場が再び上昇したとしても、それよりさらに上昇することは考えられない」
「以前安値になった水準まで市場が再び値を下げたとしても、それより下がることは考えられない」
と予測できます。
前回高値や、安値になったということは、「上昇や下降を止める大口の注文があった」 「ファン
ダメタル的にその水準あたりが上昇、下降の限界だった」 等、色々考えられます。トレンドライン
分析であれ、前回の高値、安値であれ、それぞれのポイントを超えてくると、新しい局面に入った
と見てサポートを下に抜けた場合は売り、レジスタンスを上に抜けた場合は買いが多くなります。
新規の売り買いだけでなく、サポートやレジスタンスが有効であると見て、手前で売り買いした
投資家の損切りの動きが加わり、ポイントを抜けた後の動きが加速することもあります。
