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世界的な要人発言が「外国為替市場」に与える影響とは?

★市場に〝サプライズ〟を与えるものか、市場が注目してる〝トピック〟かに注目

 外国為替市場に影響を与えるニュースのうち、最も頻繁に出てくるのが、世界的な要人

による発言です。

 要人発言が市場に大きな影響を与える条件は二つあります。ひとつは、市場に〝サプライズ〟

が与えられること。もう一つは、市場が注目している〝トピック〟であることです。

 2005年12月2日深夜に起こったドル円の攻防を例に説明しましょう。

 午前0時を過ぎた頃は、ドル円相場は121円20銭近辺で推移していました。11月からの

急激な円安進行のスピードに対する警戒感が市場で見られたものの、この頃強かったドル

金利の先高感を背景に、市場のドル買い意欲は依然旺盛でした。

 しかし、そこに入ってきたのが、米スノー財務長官の 「翌日に開かれるG7の場において、

円安が議題になる」 と言う発言です。

 円安の進行スピードには市場での懸念も広がっており、市場で注目されているトピックでは

ありました。

 しかし、政府当局が問題にする水準であるという認識は市場では見られず、G7で議題になる

と言う発言は、サプライズとなって大きな反応を呼び、瞬間的にドル円は1円程度円高が

進行し、120円20銭まで売り込まれました。

 が、そのすぐ後に、米財務省スポークスマンが長官発言を否定したことで、発言を受けて

ドル売り円買いを行っていた投資家によるドル買い戻しを誘い、下落分はほぼ完全に値を

戻す形になりました。

 このときのドル円の売りが、あくまで要人発言を理由にsた一過性のものであったという

状況が、よくわかる値動きと言えます。

 要人発言は時間もきまっていないことが多々あり、その内容も事前にはわからないため

反応が難しいところもありますが、議会での証言や講演会などは、事前にテーマや時間が

わかることもあるので、なるべくなら予定をチェックしておきましょう。

 また、要人発言に対しては 「市場にサプライズを与えるものなのか?」 「テーマは

タイムリーなもななのか?」 などに注意し、慎重に対応することも大切です。